等価球面したいけど乱視が割り切れない・考え方-等価球面を極める⑧

等価球面を極める
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等価球面を極めるシリーズでは

等価球面って何?を知って

実際に使えるようになる練習をしています。

前回のハンフリーの記事の最後に次のテーマとして、割り切れないときはどうする?と書きました。

等価球面をハンフリーで使う―等価球面を極める⑦
ハンフリーをするとき、自動計算ぜずに自分で等価球面できたらうれしいですよね。等価球面を極めるシリーズ⑦では、等価球面をハンフリーで実際に使方法を解説します。眼科超初診者さん向けサイト。専門書は難しすぎてわからないと思う人向け。

その後、ハンフリーの割り切れないときはどうするかを書き始めたのですが…

この内容、1回でわかるー?

 

ムリよねー。書いてて私がややこしくなってきた。

実際に検眼レンズと検眼枠を目の前でながめながら、シュミレーションしてみるとできるんです。

でも、言葉で説明しようとすると

えー。なんか難しいな…。

と思ったので、今回は割り切れないときはどうする?の前に頭の準備体操をします。

今日はイメージで乱視と度数の関係を詳しく確認をしたいと思います。

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考え方をイメージ化

まず、ちょっと今回は内容が長くなるので、先にイメージを書きます。

そのあと詳しく説明して、最後にもう1度同じイメージをのせます。

乱視を少なくして等価球面するとき

乱視を少なくして等価球面したいけど、乱視が割り切れなくて等価球面できない

変えたい乱視が0.75Dなら、割り切れないから乱視の度数を1.0Dか0.5Dとして計算して考えます。

乱視を大きめの1.0Dにして計算したらマイナスより、小さめの0.5Dにして計算したらS面はプラスよりになります。

S面がプラスより、マイナスよりになれば、等価球面値もプラスより、マイナスよりになります。

乱視を大きくして等価球面するとき

変えたい乱視が0.75Dなら乱視を大きめの1.0Dにして計算したらプラスより、小さめの0.5Dにして計算したらマイナスよりのS面になります。

S面がプラスより、マイナスよりになれば、等価球面値もプラスより、マイナスよりになります。

これがイメージの完成図です。

どうして?

今から詳しく考えていきましょう。

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等価球面のおさらい

まずは等価球面の復習です。

S-3.0D:C-2.25DAx90°の乱視をC-1.25Dに変えたいときのS面の度数は?

はじめの度数のイメージはこうです

乱視をC-1.25Dにしたいときは、ただC面だけを変えてS-3.0D:C-1.25DAx90°にしてはダメです。

等価球面値が違うので、同じ度数にはなりません。

乱視をC-2.25 DからC-1.25Dに変えたい場合は、等価球面を同じ度数にすることが大切です。

等価球面値を同じにするには、後ろのピントも前のピントも動かします。

どれくらい動かすかというと、動かしたい乱視の半分量です。

S-3.0D:C-2.25 DAx90°の乱視をC-1.25Dにしたいときは、乱視はC-2.25 DからC-1.25Dに変えたいので、動かしたい乱視の量は1.0Dです。

なので動かしたい乱視量1.0Dの半分量の0.5Dを、S面のS-3.0Dに加えます。

S面が動く方向は、乱視を少なくするので左(マイナス)方向です。

マイナス方向にS面が動くと、近視(マイナス度数)は増えて、遠視(プラス度数)は減ります。

前のピントと後ろのピントを同じ幅で動かして、乱視の度数を変えることを等価球面するという

基本的に、等価球面した度数の等価球面値(最小錯乱円の位置)は同じです。

S-3.0D:C-2.25 DAx90°の乱視をC-1.25Dにして等価球面したいときは、S-3.5D:C-1.25DAx90°にする。

詳しくはこちらの記事を見てくださいね。