乱視を測るときの決まり

乱視を測るときは、乱視表と乱視のレンズを使います。クロスシリンダーを使う方法もありますが、私の場合、乱視表を使うので、乱視表で測る方法をお伝えしますね。
乱視表はこれです。

乱視のレンズはこんなレンズ。

乱視のレンズには印が入っていて、印の場所を軸といいます。
乱視表で乱視を聞くときは、薄い方向と同じ方向に乱視レンズの軸を入れるという決まりがあります。
乱視がある人は、乱視表を見ると濃い場所と薄い場所があります。
視力検査は、検査は患者さんに聞きながら乱視の検査を進めていきます
患者さんは濃い方向の方が答えやすい

患者さんが乱視表を見たとき、濃く見える場所と薄く見える場所があります。
濃い場所と薄い場所、どっちを聞くかというと
濃い方向です
私の経験では、濃い方向の方が答えやすい人が70%くらい、濃い方向でも薄い方向でもどっちでも答えられる人20%くらい、濃いも薄いもわからんという人10%くらい(このタイプの人は回数を重ねると答えられるようになるケースもあります)。
なので、患者さんには濃い方向を聞いた方が、乱視検査がスムーズに行く確率がグッとあがります。

まだ乱視検査に慣れてなくて、毎回ドキドキしちゃう。濃い方向を答えてもらうと、逆の方向に軸を入れないといけないから、頭が混乱しちゃう。

そうですね。わかります。
濃い方向を聞くと、頭の中でどん考え方になるかというと…
(「私)濃い方向はありますか?
→横が濃い
→濃いのが横か。ってことは薄い方向が縦、かな?よし、考えてみよう。
→乱視レンズの軸は薄い方向に入れるから、濃い方って言った横の逆方向の縦に入れて・・・よし。そうだ縦に軸だ。
この感じですね
慣れないうちは混乱します。縦横しか答えがないならいいですが、斜めの軸もあるのでもっと混乱するんです。
患者さんの顔をみて、乱視表を見て、乱視レンズ入れようと思って、もう1度患者さんの顔を見てたら・・・ん?どの方向?ってなりますよね。
私の言いたい状況、わかってくれるかな…?
実践、身体で覚えることの必要性

・患者さんは濃い方向の方が答えやすい
・乱視レンズは濃い方向と真逆の方向に軸を入れないといけない。
これがわかったとろこで、問題はどう実践に生かしていくか、です。
これは、意識して慣れるまで回数をこなす
これしかないです。

方法がわかったら、あとは視力が出ていて乱視が聞きやすそうな人からチャレンジして感覚をつかむのがいいと思います。
横が濃いから縦に軸、縦が濃いから横に軸、45度方向が濃いから135度、これを映像で覚えるのがいいと思います。
計算して90度足したり引いたりして覚える人もいますが、私は形で覚える派です。
意識して、練習してみてね。

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