等価球面を計算するコツー等価球面を極める④

等価球面を極める

等価球面のイメージを何回かに分けてお伝えしています。

等価球面は知ってたけど、いまいちイメージできないし、いつ使うのかもわからない。

そう思っている人、必見です。

等価球面をイメージできるようになるよー

基本的な使い方もわかるよ

等価球面を極めるシリーズ①はこちら。

最小錯乱円が大きなポイント!-等価球面を極める①
眼科でよく使う等価球面という言葉。乱視度数を調整するときに使います。等価球面する方法は知ってるけどイメージできない。計算苦手という人。最小錯乱円のイメージから等価球面を理解する方法を説明してるサイトです。超初診者さん向けサイトです。

自覚的屈折検査の基礎シリーズもおすすめです

近視・遠視・乱視とピントの位置ー自覚的屈折検査の基礎①-
眼科で視力検査をしているけど自覚的屈折検査の意味がよくわからないという超超初心者さんむけ。近視・遠視・乱視と目のピントの位置を解説しています。自覚的屈折検査は目のピントの位置を意識して測ることが大切。まずは近視・遠視・乱視のピントの位置を理解しよう!
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前回のおさらい

等価球面シリーズ③で、C面を変えて等価球面するとき、いったん最小錯乱円を考えずに等価球面するイメージを練習しました。

最小錯乱円の位置はそのままで、乱視の幅を狭くするイメージです。

具体的な度数で、もう1度確認します。

S-1.0D:C-2.0DAx90°の乱視をC-1.0Dにしたいとき
S-1.0D:C-2.0 DAx90°の度数イメージはこんな感じ。

C-1.0Dにしたいので、前とうしろのピントの位置を最小錯乱円の方に動かして、乱視の幅を1.0Dにします。

前のピントを最小錯乱円に近づけて、後ろのピントも最小錯乱円に近づけます。

動かす量は、動かしたい乱視量の半分です。

この場合、C-2.0DをC-1.0Dにしたいので、動かしたい乱視の度数は1.0D

前のピントとうしろのピントを、1.0Dの半分の0.5Dづつ、最小錯乱円に動かします。

すると、前のピントとうしろのピントの位置は0.5Dづつ動きます。

前のピントは―2.5Dになって、後ろのピントはS-1.5Dになります。

S-1.0D:C-2.0 DAx90°の乱視を1.0Dにしたら、S-1.5D:C-1.0DAx90°になる。

このイメージ、できるようになればレベルがアップ!です。

等価球面をイメージする・レベルアップ編-等価球面を極める③
等価球面の方法をイメージで理解する方法を説明します。乱視を減らして等価球面したいけど、なかなかしっくりこない。難しく感じてしまう。そんは眼科検査超初診者さん向けに、等価球面をイメージで理解できるように解説。
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計算のちょっとしたコツ

乱視の幅を狭くする方法をイメージできたら、外来で短時間で計算する方法をマスターしましょう。

さっきイメージした、S-1.0D:C-2.0 DAX90°で考えてみます。

でしたね。

元の乱視はC-2.0D

C-1.0Dに変えたい。初めの乱視2.0Dと変えたい乱視1.0Dの差は1.0D。

なので、変えたい乱視度数の1.0Dの半分の0.5DをS面の-1.0Dに足します。

S-1.0Dに変えたい乱視度数の半量の0.5Dを足すと、後ろのピントが左(最小錯乱円の方法)に動くので、S-1.5Dになります。

後ろのピントが最小錯乱円の方に動くイメージは左方法です。

遠視は少なくなって、近視の度数は大きくなります。

S-1.0D:C-2.0DAx90°の乱視をC-1.0Dにすると、C-2.0DとC-1.0Dの差の1.0D半分の0.5DS-1.0Dにたす

たすと近視は大きくなって、遠視は度数が小さくなる。

S-1.0Dは近視なので、0.5Dを足すとS-1.5Dになる。

そこに、変えたいC-1.0Dと一緒にすると・・・

S-1.5D:C-1.0DAx90°になります。

はじめの乱視度数と変えたい乱視度数の差の半量を、S面に加える。加えると近視は大きく、遠視は小さくなる。

計算の方法をまとめます。

① 元の乱視から変えたい乱視の差を考える
② ①の半分を考える
③ ②の答えを、S面にたす。
※たすと、近視は大きくなって、遠視は少なくなる
④等価球面、完成

計算のコツを使って、練習問題をする

等価球面の計算を、計算のコツだけでチャレンジしてみましょう。

S-0.5D:C-4.0DAx90°をC-2.0 Dにしたいとき。

① 元の乱視から変えたい乱視の差を考える
4.0Dの乱視を2.0Dにしたい。差は2.0D

② ①の半分を考える
2.0の半分は1.0D

③ ②の答えを、S面にたす。
※たすと、近視は大きくなって、遠視は少なくなる
S-0.5Dは近視なので、後ろのピントが左に動くと近視の度数は大きくなる。なので、S-0.5Dに1.0Dを足すと―1.5Dの位置になります。

④等価球面、完成
S-0.5D:C-4.0DAx90°をC-2.0Dで等価球面すると、S-1.5D:C-2.0DAx90°になります。

 

S+3.0D:C-2.0 DAx90°をC-1.0Dにしたいとき。

① 元の乱視から変えたい乱視の差を考える
元の乱視は2.0D。2.0Dを1.0Dにしたいので、差は1.0Dです。

② ①の半分を考える
1.0Dの半分は0.5D。

③ ②の答えを、S面にたす。
※たすと、近視は大きくなって、遠視は少なくなる
後ろのピントのS+3.0Dは遠視なので、後ろのピントが左に動くと遠視は網膜に近づくいて、少なくなります。

なので、S+3.0Dを0.5D最小錯乱円に向かって動かすと、S+2.5Dになります。

④等価球面、完成
S+3.0D:C-2.0DAX90°をC-1.0Dで等価球面すると、S+2.5D:C-1.0DAx90°になります。

 

S-1.0D:C-3.5DAx90°をC-1.5Dにしたいとき。

① 元の乱視から変えたい乱視の差を考える
元の乱視は3.5D。3.5Dを1.5Dにしたいので、差は2.0Dです。

② ①の半分を考える
2.0Dの半分は1.0D。

③ ②の答えを、S面にたす。
※たすと、近視は大きくなって、遠視は少なくなる
S-1.0Dに変えたい乱視の半分の量の1.0Dをたします。たすと近視の度数は大きくなるので、S-2.0Dになります。

④等価球面、完成
S-1.0D:C-3.5DAX90°をC-1.5Dで等価球面すると、S-2.0D:C-1.5DAx90°になります。

 

S+1.0D:C-4.0DAx90°をC-2.0Dにしたいとき。

① 元の乱視から変えたい乱視の差を考える
元の乱視は4.0D。4.0Dを2.0Dにしたいので、差は2.0Dです。

② ①の半分を考える
2.0Dの半分は1.0D。

③ ②の答えを、S面にたす。
※たすと、近視は大きくなって、遠視は少なくなる
S+1.0Dに変えたい乱視の半分の量の1.0Dをたします。たすと遠視の度数は少なくなる(網膜に近づく)ので、S±0.0Dになります。

④等価球面、完成
S+1.0D:C-4.0DAX90°をC-2.0Dで等価球面すると、S±0.0D:C-2.0DAx90°になります。

 

S+3.0D:C-3.0DAx90°をC-1.5Dにしたいとき。

① 元の乱視から変えたい乱視の差を考える
C-3.0DをC-1.5Dに変えるので、差は1.5Dです。

② ①の半分を考える
1.5Dの半分は0.75D。

③ ②の答えを、S面にたす。
※たすと、近視は大きくなって、遠視は少なくなる
S+3.0Dに変えたい乱視の半分の量の0.75Dをたします。たすと遠視の度数は少なくなるので、S+2.25Dになります。

④等価球面、完成
S+3.0D:C-3.0DAX90°をC-1.5Dで等価球面すると、S+2.25D:C-1.5DAx90°になります。

 

S+1.0D:C-2.0DAx90°をC面を0にしたいとき。

① 元の乱視から変えたい乱視の差を考える
C-2.0DをC±0.0Dに変えるので、差は2.0Dです。

② ①の半分を考える
2.0Dの半分は1.0D。

③ ②の答えを、S面にたす。
※たすと、近視は大きくなって、遠視は少なくなる
S+1.0Dに変えたい乱視の半分の量の1.0 Dをたします。S±0.0Dになります。

④等価球面、完成
S+1.0D:C-2.0DAX90°のCを0Dで等価球面すると、S±0.0Dになります。

そうです。

乱視をなくしてしまって最小錯乱円の位置で等価球面する方法も、乱視の度数を変えて等価球面する方法もおなじ考え方で計算できます。

ここまでで、ひと段落です。

基礎の考え方、等価球面の方法がわかりました。

理解できたか、チェックしてくださいね

・イメージから考えて等価球面を計算できる
・度数を見ただけで、乱視度数を変えて等価球面することができる
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まとめ

今日のポイント

・度数をみただけで、等価球面が計算できるようになってきた
次回の予定
実際に等価球面を使う場面について説明します。
次回は「視力検査をしていて、自覚で聞いた乱視の度数とレフ値の乱視の度数が違う時」です。

等価球面って大切なのねー

そう感じたら、続きをよんでくださいね。

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