私は乱視を聞き終わったあとに確認していることがあります
以前書いた記事のように
雲霧量を間違えてる?
そう、途中で気づけばいいけど、気づかずにそのまま
乱視聞けた!
と思ってしまうこともあります
私の感覚では雲霧が足らなかったときに多い気がします。
乱視の理想は・・・
↑こうなってるのを
後焦線を網膜の中に入れて
前焦線を近づけていく
だけど雲霧が足らなかったときは
雲霧してこの状態なので、乱視を聞いて中和の答えになったときの目の状態は
↑こんな感じ
最小錯乱円が網膜にのって、中和の答えになるんです
なのでそこでもう1度S+0.5D入れて雲霧する
後焦線が網膜の中に入る→濃いところが出てくる
もう1度中和→逆転まで聞く
乱視測定、終了!となります
ということで
最後にS+0.5D入れて確認することをおすすめします
S+0.5D入れたとき、雲霧量があっていて乱視のキチンと聞けていればただボヤけるだけなので
さっきよりボヤけたけど濃さは全部同じ
となります
多くても少なくても乱視は正確に聞くことができません
想像と患者さんの答えがあっているか考えながら測ってみてください
むずかしいですね
ここ何回か乱視と雲霧量について書きました
最後に・・・乱視のデビューは乱視が聞きやすそうな人からはじめるのがおすすめです
やみくもに、いろんな人にチャレンジするより、聞きやすくて乱視も少ない人から(-1.5D以下)初めてすこしづつレベルアップしていきましょう
おすすめは
応答がはっきりしていて比較的若い
小学生
学生や若い人
症例を選んでいくのも自分のスキルアップにつながります
視力測りにくそうか
視力は測りやすそうか
視力出そうか
視力悪そうか・・・
問診や患者さんの主訴・会話の中から予測をたてる力は眼科で検査をしていくとき、とっても役にたちます
・オートレフの屈折と裸眼視力が違うとき
・オートレフの信頼値が低い時
こんなときは視力が出にくい時が多いので、オートレフ値の乱視をそのまま入れる方がいいです。とりあえず乱視はオートレフ値を入れてみて、視力が出れば次回自覚検査にチャレンジしてみましょう
一気になにもかもしようとすると
こんなときは????
こういう場合は・・・???
という場面がたくさん出てきて、パニックになってしまいます。
まずはチャレンジできそうなときに乱視に挑戦してみて
やっぱりわからーん!
そうなったら乱視検査を無理に続けずに、乱視を聞くことはあきらめて、乱視はレフ値や前回値を入れて視力を出す(S面を調整する)ことに集中しましょう
自分ができそうな症例からはじめてみて、少しづつスキルアップを目指すことが上達への第一歩!少しづつ、でも確実にすすんでいきましょう!
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